今回の修理はよくある事例です。
長年腕時計を使っていると汚れや汗でピンが腐食したり、磨耗などでバンドのピンが抜けてしまうんです。
↓ピンがでこぼこしています。
メーカーから取り寄せできる場合もありますが、時間が掛かってしまいますからね。
ステンレスの棒を削り作製します↓
今回の場合は太さを一定に合わせなければならないので、均等に削るのが意外と難しいんですよ(^ ^)
左手の指でピンを回しながら、右手でヤスリをかけます。
私も慣れるまで左手の指がつりそうになってました(ー ー;)
完成↓
バンドに入れます。ここで少しでも緩いとやり直しになります。↓
バンドや場所によっては円錐型にしたり、クラスプの部分では長めに入れてヤスリと金槌を駆使して先端を丸くし、ピンを留める技もあるんですよ。
今回のような修理、¥1,200円くらいから承ります。状況にもよりますが、1時間〜数日頂く場合があります。
おかげさまで創業72年。時計修理・電池交換・指輪のサイズ直しやリフォーム加工など、お気軽に「タニダ」にご相談ください。
いいものいつまでも・・・。