オリエントスターは「着ける悦び」「魅せる喜び」「繋ぐ慶び」の3つのコンセプトがあるので細部までこだわりがあって、見れば見るほど楽しい時計です。このスケルトンなんですが、極限までムーブメントを肉抜きしていますね。時計本来の機械美・ギミックを視覚的に楽しむ事ができます。まるで時計が生きているようで、本当に美しいです。

魅せるこだわりはもの凄く、スケルトン文字板は地板表面を切削により渦模様を施し、また丁寧に面取りした縁が美しい輝きを放っています。職人技が光ますね♫ケースの裏側も、ムーブメントに施された、切削による波目模様が美しいです。鮮やかなシリコン製のがんぎ車も覗き見ることができます。

その長時間の駆動を支えるシリコン製がんぎ車は、エプソンが自社開発・製造をしています。エプソンのプリントヘッドでも使われるMEMS(メムス）加工技術により、硬く軽量な材料であるシリコンを加工して作る事ができたそうです。従来の素材よりも軽量化を図ったり、強度を確保したことで、摩耗等を大幅に改善することに成功し70時間駆動を実現しました。おおよそ３日間、針は動き続けます。ものすごい技術力です！！シリコン製がんぎ車は天の川銀河系をイメージした鮮やかなブルーの色が印象的です。ずっと眺めていたくなります。

さらに魅せるこだわりで、9時位置にあるムーブメントの特徴的な抜き形状なのですが、これは彗星が流れている時の2つの尾をモチーフにしているそうなんです。まさに宇宙。こだわりを感じます！

12時側にはパワーリザーブのインジゲーターがあります。あとどのくらい動くのかを目で見て確認する事ができます。70という数字はこの時計が7０時間巻きという事を表しています。手巻きのみの時計となりますので、ゲージが下がってきたらリューズを巻いて下さい。意外とすぐに溜まるので皆さんよく驚かれます。

ゼンマイを巻き上げる感触と音、そしてゲージが上がる感じがとても楽しくいっそう愛着が深まると思います。ちなみにこのクラシックコレクションのモデルは、指で回しやすいように専用の菊型デザインになっています。

時分針の青も鮮やかでとても綺麗ですね！視認性を高めています。パッと見て時刻を判断することができますね。

ガラスは両球面サファイアクリスタルを採用していて、クラシカルな印象を受けます。本来球面ガラスだと光を反射して見にくくなるのですが、光の反射を防ぐ両面無反射コーティングによって、視認性を一段と高めています。

ケースサイズは38.8mm。ちょうど使いやすいサイズ感ですね。

バンドはブラウンのワニ革でとてもオシャレです。バックルも3つ折れのプッシュ式なので、1回セットしてしまえば脱着も楽ですし、何よりバンド劣化も軽減できるのも嬉しいポイントです。

伝統あるマニュファクチュールならではの次世代にも引き継げる本格的な日本の機械式時計です。忙しい毎日の中でホッと一息時計を眺めてリフレッシュするのも良いかもしれませんね！

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